MFX3のユーザーインターフェース
「バーチャル再生ヘッド」と
呼ばれる白線が常に画面中央に表示されており、
トラックがこの線の後ろを
スクロールしていく。 |
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そして、明日へ
アジア、アメリカのポストプロダクション市場においてMFX3は大変好評を得ました。世界最大のスタジオTodd AOは、現在13台ものマシンを所有しています。
太平洋地域でポストプロのマーケットリーダーとなりつつありますが、MFXが音楽制作の分野に入りこんでないのは奇妙です。ライリーによると、
マルチトラックのハードディスクレコーディングには、まだ解決すべき二つの阻害要素があるとのことです。一つは、オーディオデータの保存、
もう一つはシステム間の互換性の問題です。前者は、96年前半に2.6 GBの新世代MOドライブが発売されることにより、解決されるはずです。
このMOドライブでは、一枚のリムーバブルディスクから24トラックのオーディオデータの再生が可能です。
また、エクサバイトは、Mammothという24トラックのデータ転送がリアルタイムで可能な新しいドライブを発売します。
互換性については、MFX3は、OMF(Open Media Framework)経由のデータのやりとりが可能です。それでも問題は残るとライリーは認識しています。
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