フェアライトは、CMIシリーズ2の開発を継続しました。メインアップグレードの一つである3では、MIDI機能を装備しました。
そして1985年に全面 再設計したCMIシリーズ3で、再び大きく躍進し世界最初に今のサンプラーの形が完成しました。
価格は、6万と跳ね上がりましたが、初めて16ビットで44.1 kHzのCDクオリティでのサンプリング機能を実現しました。
また、ほぼ3分間の長さのステレオサンプリングを可能にする14 MBのRAMを搭載、16ボイスのポリフォニーを可能にしています。
ライトペンは直接画面 上ではなくQWERTYキーボードの横にあるタブレット上で作業するようになったのです。
このように表示、編集機能が大幅に強化されました。SMPTEタイムコードのリンク、ページRの改良、CAPS(Composer, Arranger, Performer, Sequencer)
という新しいシーケンサーパッケージがありましたが、ページRの評価には及びませんでした。
またEventsyncというSMPTEベースのポストプロダクション・ツールもありました。85年は、大変好調な年でした。
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ツアー中のスティービー・ワンダー 初期のフェアライトを使用 |
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