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- フェアライトの歴史 -
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1975 年フェアライトは、オーストラリアのシドニーで設立者のキムライリーと
ピーターボーゲルという2 人 の若者によってデジタルシンセサイザーを
開発する目的でスタートいたしました。
1978 年二人の目的は叶い、ボーゲルの技術力により1 からコンピューターを設計した
CMI(Computer Musical Instrument)が開発され世界中のトップミュージシャンの手に
渡り進化を遂げていくことになります。
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最初のユーザーにはケイトブッシュ/ヤンハマー/スティービーワンダー/坂本龍一
/高橋幸宏/冨田勲/ 鈴木康弘/東海林修/久石譲といった著明な世界中の音楽家が、
CMI のデジタルシンセサイザーテクノロジ ーを使っての音楽製作をされました。
CMI の代表的技術には、自然界の音や楽器の音をメモリーに録音/加工して
再生するオリジナルの技術(サ ンプリング)がありました。
例えば自然界の音で犬の泣き声を録音してその音をベースにピッチを変えて音源として楽曲で使用する
といったものです。80 年代当時もてはやされたオーケストラの一部分の音を録音しピッチにあわせて
再生するオーケストラヒットと いう音もフェアライトの技術の恩恵によるものでした。
又これらのサンプリングされた音をFFT で解析しコンピューターディスプレ イ上に表示して
ライトペンでドローイングを行い各倍音構成毎にエンベロープを変えたり、録音した素材の
サウンドのピッチを変え ずに長さを変えるタイムコンプレッションテクノロジー等も近代の
代表的なオーディオ編集技術の基にな っています。そしてこれらの技術は音楽の世界だけでなく
測定器の分野でも十分利用できるもので、多く の大学やメーカーの音響分析装置としても導入されました。
又、MCL(Music Composing Language)といっ たオリジナルの音楽作曲言語を開発し、
この言語にてシーケンサーとして音楽を自動演奏する機能も持ち 合わしていました。
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フェアライトの開発したこれらの革新的なテクノロジーは音楽分野だけに留まらず、80 年代後半のパーソ ナルコンピューターの
普及に伴う記憶装置と集積回路の飛躍的拡大により、
これ迄の技術をベースにマル チトラックでの音声の録音機として
放送機器市場に算入することは大きなビジネスチャンスでした。
1980 年後半よりこの応用技術によりフェアライト社は楽器ビジネスから徐々に撤退し、
映画テレビ産業へとシステムを進化させてき たのが現在のデジタルオーディオワークステーションです。
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