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- 25年間のあゆみ 21世紀の新たなビジョンのプレリュード -
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1992 年にフェアライトは、それまでのモト ローラ56K プロセッサーから、
40 ビット浮 動小数点DSP をベースにして、内部処理の アーキテクチャを全面的に新しく開発しました。
これで速度とバンドウィズが飛躍的 に進歩したことで、90 年代に映画・テレビ 市場へ進出するお膳立てが出来たのです。
「我々の商品開発の哲学において、リアル タイム・プロセッシングは最も重要なこと の1つです。それによりMFX は、
まるで 画家にとっての筆の役目を果たすのです。
つまりは概念化と、そのクリエイティブな アイデアの実現のために、
橋渡しの役をするのです。アイデアが浮かんで、それを実 行するまでのタイムラグを最小限とするのが、
常に我々の目標でした。新しいプロ セッサーにより、それが達成出来たので す」とLancken が説明します。
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これらの技術発展をたどると、フェアライ トは、コンピュータを単なる情報処理の道 具ではなく、
時代のシンボルだと認識して いることがよくわかります。フェアライト は当初から、
計画性をもって技術を利用し、ユーザーが創造性の最先端にいられる ようにしてきました。
最新のテクノロジー に則し、ユーザーに継続的なアップグレー ドを提供しています。
フェアライトは単なるメーカーというより、プロ・オーディオ 業界のあらゆる面でのパートナーである、
とLancken が指摘します。Xynergi と Prodigy は、全音楽業界にフェアライトの 能力と創造性を提供します。
ここ最近マル チトラック環境では、複数のハードドライ ブを使う必要が無くなり、ファイル管理と
バックアップの進化、そしてバンドウィズ の最適化という発展が行われています 。
「音楽業界とポストプロ業界のニーズは 各々違うことがわかりました。ポストプロ ダクションでは、
スピードと柔軟性が一番 大切です。一方、音楽業界ではたくさんの マルチトラック、信頼度の高さ、
アナログ レコーダーの様なインターフェース、バッ クアップに頭を悩ますことの無い作業が必 要とされています。
この様な違いに耳を傾 け、我々は新しい市場の各部門に入り込ん でいるのです」とLancken は続けました。
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さらにフェアライトは、これからインター ネット・ベースのアプリケーションに手を 広げていきます。
この新しい方向は、 MediaLink サーバーシステムをベースにし たものになります。
加えてフェアライトは、現在のライトワークスとの様な、第三 者との新しい提携を望んでいます。
ライト ワークスは世界中の映画・テレビ業界で広 く使われているノンリニアビデオ編集機を製造しています。
同様に、ラジオ・ネット 放送業界へ、ターンキーのソリューションとデジタルオートメーションを提供しているCoStarが傘下に入り、
フェアライトの新 しいオンエア部がさらに強化されることで しょう。
また、Server Sound ソフトを開発 したmSoft との新しい協力によりフェアラ イトのユーザーは、
サウンドライブラ リー・データベースを相互に照合すること が可能になって、
他の音楽家やエンジニ アとより互いに連携出来るようになるでしょう。
「マーケティングと製品開発の観点、そしてこの二つの点を結ぶと、インターネットは我々の戦略構想に大きく関わっています。
例えば、我々が現在作っているオンラ イン・ユーザーフォーラム等がそうです。
ネットにより世界は狭くなってきていますが、フェアライトのユーザーの集う場は広がっています。
我々の将来の使命は、考え られるベストな機材を提供するだけではなく、ユーザー間でお互いが影響し合えるようにすることです。
それはこの業界全体の 創造性を、さらに押し進めることになるは ずです」とLancken は語っています。
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