■ アメリカの最新スタジオアップグレード
〜南カリフォルニアのAudioVision、セントルイスのProduction Consultants、ニューヨークのMixopolisは、Fairlightの最新機器にアップグレードすることによって、すべて同じ成功を共有します〜


変わった要求への協同的なアプローチで、Bill Trousdale氏(南カリフォルニアのオーディオポスト施設AudioVisionのトップ)は、市場に出ている他とは違うコンソールの誇れるオーナーになることができました。

「平らなフェーダーや上向きに傾けられたパネルなど、私は『英国』スタイルのコンソールが非常に人間工学的で気に入っています。」と、Trousdale氏は言います。「ですので、古いコンソールをConstellation XCSと入れ替えると決めた時、私は出来る限り快適なレイアウトにすることを切望しました。」

Fairlightは、アメリカの代理店のAudio AgentとローカルディーラーのHollywood Soundと共に、『アラカルト』でフレーム無しの3bayコンソールを導入することに同意しました。そして、Bill Trousdale氏自身がカスタムメイドしたフレームにそれらをインストールしました。これは、2台のコンピュータを収納する様に特別にデザインされ、一番上のパネルは斜めに傾けられ、Trousdale氏が作業し易い形になっています。



オレンジ郡に拠点を置き、AudioVisionは35年以上のプロオーディオ産業の経験を持つTrousdale氏によって、1989年に設立されました。施設は非常にハイスペック(特に遮音や全体的な音の純度において)に備えられています。彼のクライアントが要求するスピード、安定性と豊かな音質を提供するので、Trousdale氏はオーディオレコーディングシステムの全てにFairlightを選択しています。「AudioVisionで、私たちは競争相手より技術的においてはるかに勝っているという自負があります。」と、彼は言います。「クライアントは、スムーズなワークフローと技術的な信頼性を通して、彼らのゴールとコストを認識したいと思っています。私たちの狙いは、彼らが創造的でリラックスできる環境において、これを成し遂げるのを手助けすることです。」

「システムは、極めて有能で速いことが判りました。」と、Trousdale氏は付け加えます。「クライアントは、編集と処理が急速に行われることに、うれしい驚きをします。設置して間もないので、多分私は通常のスピードの85%の状態なのに!」



セントルイスに拠点を置くProduction Consultantsは、パワフルなXynergi Media Production Centerを導入し、最新の注目スタジオになりました。

スタジオは1986年に設立されて、受賞経験者でオーディオの専門家のBill Schulenburg氏により所有/運営されています。彼の印象的なCVは産業で40年間カバーされ、またStevie NicksやManfred Mannのようなアーティストと共に働いていました。バラエティに富んだテレビ/ラジオ/テレビゲーム/映画/シアター/オーディオブックプロジェクトのために音と画のデザインと編集を行い、またWebster大学の助教授としてAudio Aestheticsを教え、人気のナレーターとしても働き、そして現在は、Audio Engineering協会のセントルイス支部の議長を勤めています。



新しい64チャンネルXynergiは、Production Consultantsが2001年に導入したFairlight Prodigyシステムに拡張されます。

「Xynergiのファイルハンドリングとマネジメント機能は、全ての種類のメディアで多種多様な作業を引き受ける大きなステップになります。」と、Schulenburg氏は言います。「Xynergiのドラッグ&ドロップは、全ての異なるタイプのレコーディング、カメラ、エディティングによって生じるマテリアルを問題なく取り入れ、そして、プロセッシングシステムは統一されたワークフローによって素早くオーディオとビデオを一体にまとめます。」

Production Consultantsのインストールは印象的なものです。ミズーリに拠点を置くArgosy ConsolesによってデザインされたカスタムコンソールのXynergi MPCと並んで、3台のXE6フェーダーサイドカーが設置されました。

「60年代から70年代に磨かれた技術によって、リアルタイムにオーディオミックスを『実行する』能力に私たちは感謝します。」と、Schulenburg氏は言います。「サウンドにおいて私たちの手を得て、芸術的にそれと相互に作用することは、クライアントに対して創造的で付加価値サービスを提供する私たちの能力の重要な部分です。その一方で、高い個人の満足感と実現を維持します。XE6サイドカーの費用効果は、現在のシステムより触覚コントロールのより多いチャンネルを持つことを可能にし、明るくクリアなOLEDディスプレイは個々のチャンネルのステータスを、即時に、継続的に、包括的なフィードバックを提供し、生産プロセスを強化します。」

Production Consultantsのクライアントはありとあらゆるメディアプロジェクトで動きます。ラジオやテレビ、インターネット配信のための、正確なエディティングと創造的なミキシング、パワフルなサウンドデザインが、長い間Schulenburg氏のビジネスの核心でした。ビジュアルコミュニケーションにおける深い経験と共に、Xynergiシステムのビデオ機能が『類い稀な』ファイルコンバージョン、エディティング及びサウンドデザインサービスを提供することで、ピデオプロダクションマーケットに戻ることができると予想しています。また、その包括的なエンコーディング機能で、Xynergiがインターネットコンテンツを生み出す優れたツールになる、と彼は言います。



グランドセントラル駅から半ブロックの高級住宅街にあるMixopolisは、2室の最先端5.1サラウンドサウンドミキシングスイートをクライアントに提供する、専門オーディオポストプロダクション施設です。各部屋は、どんなプロジェクトの音質でも形成できるように、最新装置を完璧に備えています。

評判を維持する時、特にニューヨークの様な厳しい競争的な都市においては、最新のテクノロジーに投資し常に優位な立場を保つことが不可欠です。

これは、QDCエンジンから新しいCrystal Core (CC-1)テクノロジーに既存のConstellationコンソールをアップグレードしたMixopolisの理由です。アップグレードには、統合したHDビデオとSX20を組込んだFairlight CC-1カード、新しいHP Z800ワークステーション、2台のSSL MADI 24チャンネルI/Oボックスを含みます。

「Fairlightが提供している最新テクノロジー、特に統合されたビデオ、様々なオーディオとビデオファイル形式を取り扱う容易さを利用したかったのです。」と、Mixopolisの創設者で代表のMitch Eaboy氏は言います。「この新テクノロジーで、どんなオーディオまたはビデオファイルでもタイムラインにドロップすることができ、Fairlightはそれを処理し、正確にプレイします。オーディオサンプルレートは即座に変換され、システムは正しいスピードで自動的にプレイされるので、私はビデオフレームレートについて心配する必要はありません。また、OMFを含むファイルのインポート/エクスポートもとても簡素化されています。」

WNBC-TVのサウンドデザインでエミー賞を受賞したMitch Raboy氏は、Mixopolisを設立する前、多くのトップオーディオ施設で働いていました。

「私たちは世界中のどんな施設とも完全な互換性を提供します。他のオーディオ/編集施設と定期的にプロジェクトを交換するので、私たちの顧客は他で作業するためにファイルを準備する方法を私たちが知っていると確信できます。」と、彼は言います。

CC-1アップグレード終了後、Mixopolisは広告代理店、アドバタイザー、ビデオ制作と編集会社を含む、主要なクライアントのテレビ・ラジオコマーシャル作業にConstellationコンソールを使用しています。

「CC-1は、セッションの準備やネットワーク周りにファイルを動かすことがより速くより簡単になり、私たちのワークフローのスピードアップに役立っています。」と、Roboy氏は付け加えます。「Fairlightは常に、高品質なオーディオプロダクション、スピード、および透明性で、複雑な作業を扱う際に私と私のクライアントを感動させるテクノロジーと機能を提供します。」