ここ数ヶ月、同社はオーディオ施設を最新技術仕様にするための、大規模なオーバーホールを完了しました。この過程の一部として、Producersは、Xynergiセンターパネルを特徴とする最新クリスタルコア(CC-1)エンジンで動く、2台のFairlight Constellation XCSコンソールをインストールしました。
「Constellation XCSを選ぶ前に、私達は市場に出ているあらゆる主要な統合型プロフェッショナルオーディオ製品を徹底的に調査しました。」と、ProducersのシニアオーディオエンジニアのBob Bragg氏は言います。「その結果、費用対効果に優れ、広範囲な機能を提供するConstellationコンソールに勝る製品はありませんでした。」
Producersは以前QDC/FAMEシステムを使用していました。
「私達は、常に自分達の機材で、できる限り多くの統合をするよう努めています。それは、統合型ミキサー／エディターというコンセプトが好きだった、1997年のFAMEシステムに私達を向かわせました。」と、Bob Bragg氏は言い足します。「Fairlightは今や、HDビデオのタイムライン、柔軟なファイルインポート／エキスポート、VSTプラグインを追加し、次のレベルにまで達しています。最近のポストプロダクションではすべてがワークフローに関するものです。スピードと柔軟性は絶対不可欠であり、FairlightはConstellation XCSに取り入れたすべての新機能で真剣にこれを受け止めました。私達の複数のテラバイトFXライブラリーでさえ、Audiobase3でボックス内に集積されます。サウンドライブラリーを探すためにアプリケーションを切り替え、プロジェクト内で探す必要はありません。それは多くの貴重な時間を省き、私達にとって大きな利点です。」
画像を取り込み、ほとんどのファイル形式をインポート／エキスポートする能力を持っていることが、ワークフローのスピードアップに役立っている、とBragg氏は付け加えます。最終承認のために完成したプロジェクトをより迅速にクライアントに届けることで、スタッフは自由に仕事に取りかかることができます。
「私は、ひとつのプラグインをロードする必要なく、すべての各チャンネル上に様々なEQとダイナミクスがあることも好きです。」と彼は言います。「これは時間を節約し、且つネイティブプロセッシングサウンドは、他のシステムで私が使用した多くのプラグインよりも音質的に優れています。」
Bragg氏は長年のFairlightユーザーとして、内蔵Xynergiインターフェースと新しいCC-1エンジンに容易に順応したと言います。また、使用がとても直感的なので、それほど経験豊富でないエンジニアもすぐにシステムを使いこなしました。
Producersは広い地域と全国テレビのスポットワークを扱い、そのすべてが非常にきつい締め切りで行わなければなりません。また施設は増大するADR作業にも取り組んでいます。Bragg氏は、誰もが新しいConstellationシステムの『素晴らしい』ADR機能に非常に興奮していると言います。
「それには、ビープ音、ストリーマ、及びスクリーンスクリプト上のサポートさえあります。」と彼は言います。
より最新のテクノロジープラットフォームへ移行しているどんな施設にも、アーカイブ素材の互換性についての不安が常にあります。Producersにはクライアントがアクセスを必要とする12年間のアーカイブされたプロジェクトがあり、これについて心配していました。
「Fairlightが従来のプロジェクトを新しい編集フォーマットでロードすることを可能にしたので、私達の懸念が根拠のないものであったと判りました。」と彼は言います。「新しい機材が導入された最初の週に、私達は2003年から再編集しアップデートする必要のあるクライアントの仕事を受けました。それはシームレスでした。」
Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品にはConstellation、Xynergi、Pyxis MTなどがあります。そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した『グリーン』なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。