SONACOMのすべてのスタジオにFAIRLIGHT XYNERGIを導入
Xynergiで、Sonacomは今、ひとつの統合プロダクション環境で、
一体化されたオーディオとビデオを持ちます


2008年4月14日、フランス、パリ — パリ西部近郊のヌイイ=シュル=セーヌにあるポストプロダクションのSonacomは、4つのHD 5.1サラウンドサウンドスタジオにFairlight Xynergiデスクトップメディア制作システムを導入設置しました。

主要なフランスの放送局と広告代理店をクライアントに持つSonacomは、フランスのFairlight販売代理店(EuroMedia Technologies)のテクニカルスタッフの助けを借りて、3日足らずで彼らのスタジオを変化させました。

EuroMedia TechnologiesのマネージングディレクターのDenis Derigentは次のように述べます。「私たちは金曜の夜にインストールを始めて、クライアントの予約に間に合うよう月曜の朝までにそれらを完了させなければなりませんでした。Sonacomは世界で最初にXynergiへ完全移行した顧客のひとつで、私たちが直面した大きな難題は、エンジニア達にそのような短時間で新しい環境に確実に順応してもらうことでした。それは非常に厳しく、非常に突然でしたが、しかし彼らは信じられない程に積極的でした。月曜の朝までにはすべてが完璧に動作し、エンジニア達は新しい機材で自信を持って作業にあたっていました。」

Xynergiに変えるというSonacomの決定は、安全性と同期に妥協することなくワークフローのスピードアップをもたらす、速い編集とミックスのインターフェースを行いたいという願望に基づきました。スタジオはFairlightとの良い関係が既にあって、それはQDCで動くDream Stationに更新する前のMFX3から始まったものです。

SonacomのCEOであるDominique Perrin氏は言います。「Fairlightは常に最も速いワークステーションを提供します。そして、私たちはFairlight製品での非常に良い経験を持っています。XynergiとCrystal Coreデジタルメディアエンジンを組み合わせることによって、私たちは現在、すべての広く用いられているサラウンドフォーマットでのビデオ制作のハイエンドオーディオに必要とされるすべてのツールを持っています。」

Dominique氏は、Xynergiのマクロ機能とオープンフォーマット構造が、Sonacomにとって決定的な選択になったと言い足します。特に、すべての4つのスタジオをネットワークでつなぎ、同じエンジンでオーディオとビデオをコントロールさせるためです。

「私たちには激しい作業量があります。従って、生産的にスタジオ時間を分単位で使うことが非常に重要です。」と、彼は言います。「クライアントが到着すると、彼らはそのプロジェクトにどのくらいの時間が要するかを正確に知りたがり、そして、私たちがより早くプロジェクトを終了することができれば、彼らは幸せなのです。各スタジオにXynergiを設置することは、ワークフローのスピードアップにつながっています。またCrystal CoreとXynergiによって提供される機能にいっそう精通していき、私たちはより速く作業するための多くの方法を見つけています。」

PyxisトラックSD/HDビデオを含む4式のXynergiメディアプロダクションセンターと共に、Sonacomはメーターユニットを持つ6台のXynergi 12フェーダーサイドカーと、5台のSX-48 MADIインターフェース、集中化したAudioBase3(2台の大きな16TBリダンダントサーバー上にローカライズ)も導入しました。

「私たちのスタジオは限られたスペースしかないため、Crystal Coreエンジンは場所も取らず、完璧です。」と、Dominique氏は付け加えます。「もう一つのキーとなるセールスポイントは、クライアントがどんなファイル形式で持ち込むか分からないので、多くの異なるファイルフォーマットをサポートするXynergiの性能でした。Xynergiがもたらす音質と、HDビデオで動くという事実もまた、同じく重要でした。Crystal Coreによって確かに提供される進化の可能性は、このシステムを品質、機能性および価格の点で最良にします。」

Sonacomは今、AV-Process3.0 CCE (Crystal Core版)を設置する予定になっています。
これはEuroMedia Technologiesによって開発され、Fairlightによってサポートされます。このツールにより、スタジオは全体のプロダクションワークフローを自動化できます。

「製品がどの分野でどう動くかについて、知識と経験を共有する意思が非常にあるので、Sonacomのエンジニア達は働くドリームチームです。」と、Denis Derigentは言います。「これは、エンドユーザーの望むものを提供できるように、常にFairlight製品の機能向上を図っているFairlightの開発技術者に、フィードバックする機会を与えました。今日のビジネスにおいて、メーカーとエンドユーザーの間のこの種の協力は、滅多にみられないものです。」

Fairlightについて
オーストラリアのシドニーを拠点とするFairlightは、CC-1 FPGAデジタルプロセッシングエンジンで動くメディアプロダクションシステムを開発、製造しています。Fairlight製品には、Constellation、Xynergi、AnthemとPyxisがあります。そして、そのすべてが世界の主要な放送局、ポストプロダクション、音楽スタジオや映画制作スタジオで大きな位置を占めています。Fairlightは革新と発展の豊かな伝統があり、環境に配慮した「グリーン」なコンピューティングテクノロジーの最前線にあります。